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SEOとは?── 「検索順位を上げる技術」ではなく、Googleの「ビジネスモデル」から正解を導き出す
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岡野 貴映
2026.02.07(土曜日)
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「Google検索で1位を取れば、売上が10倍になる」
そう信じて高額なSEO業者に依頼したものの、順位は上がらず、予算だけが消えていく——。
これは、SEOの本質を誤解している典型例です。
実は、SEOで成功するための答えは「Googleの決算書」に書かれています。彼らが何で稼いでいるかを知れば、何をすれば評価されるのか自ずと見えてくるのです。
「SEO(SEO対策)」という言葉。Web集客を考えたことがある方なら、一度は耳にしたことがあるでしょう。
多くの解説記事では「タイトルにキーワードを入れる」「被リンクを増やす」といったテクニック論が語られます。
しかし、それらはあくまで枝葉の話にすぎません。
今回は、SEOの本質を「Googleという企業の収益構造」から紐解いていきます。
テクニックではなく、「なぜそうすべきなのか」という原理原則を理解することで、小手先の施策に振り回されることなく、本質的なSEO戦略を構築できるようになります。
SEOの定義とは
SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の頭文字をとったものです。
GoogleやYahoo!、Bingといった検索エンジンの結果画面で、自社のサイトを上位に表示させ、多くの人に訪れてもらうための施策を指します。
「SEO対策」=「頭痛が痛い」?

よく「SEO対策」という言葉を耳にしますが、ちょっとここだけの話をさせてください。
SEOの「O」は Optimization(最適化)。つまり「SEO対策」を直訳すると「検索エンジン最適化対策」になってしまうんです。
これって、「頭痛が痛い」や「馬から落馬する」と言っているのと一緒ですよね(笑)。
文法的に正しく言うなら「SEOを行う」が正解です。
ただ、日本のビジネス現場ではすっかり「SEO対策」で定着していますし、実際にお客様もそう検索されます。
なので、私たちも細かい文法には目をつむり、あえて「SEO対策」という言葉を使っています。言葉は通じてこそ、ですからね。
日本の検索エンジンのシェアは?
SEOを考える上で、避けて通れないのが「どこの検索エンジンを対策すべきか」という問題です。
「最近はBingが増えているらしいけど、Googleだけでいいの?」
そんな疑問に、2025年の最新データからお答えします。
【2025年最新】日本国内の検索エンジンシェア
Webトラフィック解析サイト「Statcounter」のデータ(2025年1月〜12月傾向)によると、日本国内のシェアは以下のようになっています。

📊 日本国内シェア(全デバイス合計)
- Google:約 73〜74%
- Bing:約 15〜16%(急増中)
- Yahoo!:約 9%
ここで注目すべきは、「Yahoo!が減り、Bingが急激に伸びている」という点です。
数年前まで数%だったBingが、なぜここまでシェアを伸ばしているのでしょうか?
Bing急増の2つの要因:AIと「大人の事情」
Bingが増えている背景には、大きく2つの理由があります。
1. Copilot(AI)の影響
ChatGPT(GPT-4)の技術を搭載した「Copilot」が検索に統合されたことで、エンジニアやビジネス層を中心に「AI検索ならBing」という能動的な利用者が増えました。
2. Windows PCによる強力な誘導
実は、こちらの影響も無視できません。Windowsのスタートメニュー検索や、ブラウザ(Edge)の初期設定によって、「ユーザーが意図せずBingを使っている」ケースが多発しています。
特にPC(デスクトップ)に限るとBingのシェアはさらに高くなりますが、これには「会社のPCでデフォルト設定のまま使っている」層が大きく影響しています。
⚠️ データの見方に注意:「人数」ではなく「回数」
紹介したシェアデータ(Statcounter)は、「利用者数(人数)」ではなく「検索経由でサイトにアクセスした回数(PV)」を集計しています。
つまり、誤操作でBingの検索結果を1回クリックしただけでも「Bingの1票」としてカウントされます。
「メインで愛用している検索エンジン」という肌感覚の実態としては、まだGoogleとYahoo!が圧倒的多数を占めているのが現状です。
結論:それでも「SEO = Google対策」でいい
Bingは確かに無視できない存在になりつつあります。
しかし、SEOの実務においては、依然として「Googleを見ておけば間違いない」と言えます。その最大の理由は「Yahoo!」の存在です。
実は、Yahoo! JAPANの検索システムの中身は、Googleの検索エンジン(アルゴリズム)を採用しています。
つまり、Yahoo!で検索した結果は、基本的にGoogleと同じものが表示されているのです。
これを踏まえて、実質的な「アルゴリズムのシェア」を計算してみましょう。
Google(約74%) + Yahoo!(約9%)
= 市場の約83%以上が「Googleのルール」で動いている
つまり、Googleのアルゴリズムに最適化することは、そのままYahoo!対策にもなり、国内の検索需要の8割以上をカバーすることになります。
これが、私たちが「まずはGoogleを知ろう」と提案する理由です。
これが、私たちが「SEOとはGoogleを知ることだ」と断言する理由です。
Googleの決算書から見る「SEOの正解」
では、そのGoogleは何を考えて検索順位を決めているのでしょうか?
答えは、彼らの「財布(収益構造)」を見れば分かります。
Googleは圧倒的な「広告屋さん」である
Google(親会社Alphabet)の2025年第3四半期の決算データを見てみましょう。
Google Cloudなどのクラウド事業であったり、GeminiなどのAI技術が急成長していますが、依然として売上の柱は広告です。
📊 Alphabet売上構成比(2025 Q3)
- 広告収益:約72.5%(検索連動型広告、YouTube広告など)
- Google Cloud:約15%
- その他:約12.5%(サブスク、ハードウェア等)
出典:Alphabet Investor Relations
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売上の7割以上が広告。つまり、Googleにとっては「検索エンジンを使ってもらい、広告を見てもらうこと」が生命線なのです。
もし、検索結果がゴミだらけだったら?
もしあなたが「美味しい カレーライス 作り方」と検索して、出てきたページが「怪しいサプリメントの販売ページ」や「中身のないコピペ記事」ばかりだったらどうしますか?
「Googleは使えないな。次からはInstagramやTikTok、AI(ChatGPTなど)で調べよう」となってしまうでしょう。
ユーザーが離れれば、Googleは広告収入を失います。
📉 実際に起きている「検索離れ」
2024年のデータによると、Z世代(18〜25歳)の約40%が「Google検索よりもSNSやAIチャットを先に使う」と回答しています。特にレストラン探しや商品レビューでは、InstagramやTikTokでの検索が主流になりつつあります。
Googleはこの「検索離れ」を食い止めるため、検索品質の向上に莫大な投資を続けています。
だからこそ、Googleは「ユーザーの役に立つ、高品質なコンテンツ」を必死になって上位表示させようとするのです。
これこそが、公式が提唱する「Content is King(コンテンツは王様)」の真意です。
「Googleを騙す」のではなく、「ユーザーを満足させる」
— これが2026年のSEOの絶対ルール
歴史:ブラックハットからホワイトハットへ
しかし、昔からコンテンツ重視だったわけではありません。
SEOの歴史は、Googleのアルゴリズムと、裏をかこうとする業者との「いたちごっこ」の歴史でもあります。
ブラックハットSEO(暗黒時代)
2010年代前半まで横行していた手法です。
- 背景色と同じ文字色でキーワードを大量に埋め込む(隠しテキスト)
- 内容のないサイトを大量に作ってリンクを貼りまくる(自作自演リンク)
- ワードサラダ(AI等の自動生成で文法だけ合わせた意味不明な文章)
- キーワードの過剰な詰め込み(キーワードスタッフィング)
実際に起きたペナルティ事例
2024年、某大手ECサイトが自作自演リンク(数千のサテライトサイトから被リンク)を張り巡らせていたことが発覚し、Googleから手動ペナルティを受けました。結果、検索圏外に飛ばされ、月商5,000万円の売上を喪失。復旧には6ヶ月を要し、その間の機会損失は推定2億円以上に上りました。
現在、これらの手法はGoogleのAIによって即座に見抜かれ、ペナルティの対象となります。絶対にやってはいけません。
ホワイトハットSEO(現在の標準)
Googleのガイドライン(Google検索セントラル)に準拠し、ユーザーのためになるコンテンツを作る手法です。
「裏技」を探すのではなく、「ユーザーが何を知りたがっているか」を徹底的に突き詰める。遠回りのようで、これが現在の最短ルートです。
E-E-A-Tとは?Googleが重視する4つの評価基準

では、Googleは何をもって「良いコンテンツ」と判断しているのでしょうか。
その基準となるのが、品質評価ガイドラインで定義されている「E-E-A-T」です。
E:Experience(経験) 「実際に製品を使った」「その場所に行った」という実体験に基づいているか。
※AIによる大量生成記事に対抗するため、2022年12月に追加された最も重要な要素です
E:Expertise(専門性) その道のプロが書いているか。医療なら医師、Web制作なら現役エンジニアが書いた記事が評価されます。資格、経歴、実績などが判断材料になります。
A:Authoritativeness(権威性) 「誰が言っているか」。社会的に認知された組織や人物による発信かどうかが問われます。他のサイトからの被リンク、メディア掲載、SNSでの言及なども評価対象です。
T:Trustworthiness(信頼性) 運営者情報は明確か、サイトのセキュリティ(SSL化)は万全か、嘘の情報がないか。E-E-A-Tの中で最も重要な要素とされています。
ただキーワードを盛り込むのではなく、「独自の経験に基づいた、信頼できるプロの話」を発信することが、現代のSEOで勝つ唯一の方法です。
E-E-A-Tを高める具体的な施策
- Experience:実際に使った製品のレビュー、現地で撮影した写真、オリジナルのデータ分析
- Expertise:著者の経歴・資格を明記、専門用語を正しく使う、出典を明示
- Authoritativeness:他サイトからの被リンク獲得、プレスリリース配信、業界団体への加盟
- Trustworthiness:運営者情報・プライバシーポリシーの明記、HTTPS化、誤情報の訂正・更新
まとめ:SEOは「おもてなし」である
SEOとは、Googleという機械を騙すテクニックではありません。
検索窓の向こう側にいる「困っている人」に対するおもてなしです。
- ユーザーが読みやすい文章を書く(結論を早く伝える、段落を短くする)
- スマホでも見やすくする(レスポンシブデザイン、読み込み速度の最適化)
- 嘘をつかず、実体験を語る(E-E-A-Tの実践)
- 定期的に情報を更新する(古い情報は信頼性を損なう)
これらを徹底することが、結果としてGoogleからの評価(=検索順位)に繋がります。
「検索順位を上げる」のではなく、
「ユーザーに選ばれるコンテンツを作る」
— その結果として、順位が上がる
さて、今回はWebサイト全体の話(SEO)をしました。
企業やサービスのWebサイト、そのほかにアフィリエイトなどでは非常に重要視されている施策ではあります。もし、今、SEOについて、お悩みを抱えている方がいらっしゃれば、novarisまでお問い合わせくださいませ。Webサイトの見直しから、SNSをはじめとしたWebマーケティング全般まで幅広くご相談承ります。