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【2026年版】プログラミング言語8選をわかりやすく解説|Web制作・システム開発の基礎知識
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岡野 貴映
2026.01.29(木曜日)
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「Webサイトを作りたいけれど、HTMLとかPHPとか、横文字ばかりで何がなんだか分からない…」
「システム開発を依頼したいけど、エンジニアが言っている『言語』の違いが分からない」
WebやITの世界に触れるとき、最初につまずくのがこの「プログラミング言語の種類の多さ」ではないでしょうか。
実は、プログラミング言語にはそれぞれ「得意分野」と「開発された目的」があります。
それらを知ることは、エンジニアとスムーズに会話をするため、そして自分のやりたいことに最適な技術を選ぶための第一歩です。
この記事では、Web制作・システム開発の現場で頻繁に使われる主要な8つの言語(技術)について、専門用語を使わずに分かりやすく解説します。
まずは全体像を「家づくり」でイメージしよう
いきなり言語の解説に入る前に、Webサイトやシステムがどう動いているのか、「家づくり」に例えて整理してみましょう。

Webサイトは、大きく分けて2つのエリアで構成されています。
- フロントエンド(見える部分):家の外観、内装、家具の配置など
- バックエンド(見えない部分):配線、ガス、水道、建築の基礎工事など
このイメージを持って、各言語を見ていくと驚くほどスッと頭に入ってきます。
フロントエンド:Webサイトの「見た目」を作る言語
私たちが普段ブラウザで見ている「画面」を作るための言語です。
HTML(エイチティーエムエル)|Webページの骨組み
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HTML(HyperText Markup Language)とは、Webページの構造を定義するマークアップ言語です。 開発の目的・特徴 文章の構造をコンピュータに伝えるために作られた「マークアップ言語」です。「ここは見出し」「ここは画像」「ここはリンク」といったように、Webページの骨格を定義します。 主な用途 世の中に存在するほぼ全てのWebサイト、Webメール。 家づくりで例えると? 「柱・梁・壁」。これがないと家(ページ)の形になりません。
CSS(シーエスエス)|Webページのデザイン
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CSS(Cascading Style Sheets)とは、Webページの見た目やデザインを整えるスタイルシート言語です。 開発の目的・特徴 HTMLで作った骨組みに、色や大きさ、配置などの「装飾」を加えるための言語です。HTMLとセットで必ず使われます。 主な用途 Webサイトのデザイン全般(文字の色、背景、レイアウトの調整など)。 家づくりで例えると? 「壁紙・塗装・インテリア」。骨組みだけの家を、オシャレで住みやすくします。
JavaScript(ジャバスクリプト)|Webページに動きを与える
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JavaScriptとは、Webページに動的な機能や対話性を追加するプログラミング言語です。 開発の目的・特徴 静的なHTML/CSSのページに、動的なアクションを加えるために開発されたプログラミング言語です。ブラウザ上で動作し、ユーザーの操作に合わせて画面を変化させます。 主な用途 画像スライダー、ポップアップ画面、Googleマップの操作、アニメーション、フォームのバリデーション。 家づくりで例えると? 「電気・設備」。スイッチを押すと電気がつく、ドアが自動で開くといった「機能」をつけます。
React(リアクト)|複雑な画面を効率よく作る
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※厳密には言語ではなく、JavaScriptの「ライブラリ(便利な部品集)」ですが、現場では必須技術なので紹介します。
Reactとは、JavaScriptで効率的にユーザーインターフェース(UI)を構築するためのライブラリです。 開発の目的・特徴 Meta社(旧Facebook)が開発したオープンソースのJavaScriptライブラリ。複雑なWebアプリの画面(UI)を、部品(コンポーネント)を組み合わせて効率よく作るための技術です。画面の切り替えが高速なのが特徴です。 主な用途 Instagram、Netflix、X(旧Twitter)のような、アプリのようにサクサク動くWebサイト(SPA:シングルページアプリケーション)。 家づくりで例えると? 「プレハブ工法・モジュール建築」。あらかじめ作られた部品を組み合わせて、効率的に家を建てる方法です。
バックエンド:データ処理やシステムを作る言語
ユーザーからは見えない裏側で、データベースと通信したり、複雑な計算を行ったりする言語です。
PHP(ピーエイチピー)|Web開発のヒットメーカー
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PHPとは、Webページを動的に生成するために特化したサーバーサイドプログラミング言語です。 開発の目的・特徴 「Webページを動的に生成すること」に特化して作られた言語です。HTMLの中に埋め込んで書きやすく、初心者でも習得しやすいのが特徴です。 主な用途 WordPress(ワードプレス)、お問い合わせフォーム、ECサイト、予約システム、会員制サイト。 こんな時に選ばれる Webサイト制作、ブログ構築、中規模までのWebシステム。 家づくりで例えると? 「給湯システム」。ボタンを押せばお湯が出る、といった日常的な便利機能を提供します。
Python(パイソン)|AIからWebまでこなす万能選手
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Pythonとは、シンプルで読みやすいコードが特徴の汎用プログラミング言語です。 開発の目的・特徴 「読みやすく、書きやすい」コードを目指して開発された言語です。ライブラリ(拡張機能)が非常に豊富で、Webだけでなくデータ分析やAI開発の標準言語となっています。 主な用途 InstagramのバックエンドシステムやYouTubeの動画推薦アルゴリズム、AI(人工知能)開発、データ分析、業務効率化ツール、スクレイピング。 こんな時に選ばれる AIを活用したいシステム、データを扱うサービス、最先端のWebアプリ開発。 家づくりで例えると? 「スマートホームシステム」。AI制御で照明・空調を最適化するような、先進的な機能を実現します。
Java(ジャバ)|大規模システムの絶対的エース
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Javaとは、大規模で堅牢なシステム開発に適したオブジェクト指向プログラミング言語です。
※JavaScriptとは名前が似ていますが、全く別の言語です(メロンとメロンパンくらい違います)。JavaScriptはブラウザで動く言語、Javaはサーバーやアプリで動く言語です。
開発の目的・特徴 「一度書けば、どこでも動く」を理念に開発されました。非常に堅牢(頑丈)で、セキュリティや安定性が高いため、絶対に止まってはいけないシステムで好まれます。 主な用途 銀行の基幹システム、大企業の業務システム、Androidアプリ、楽天やTwitter(旧)の一部システム。 こんな時に選ばれる 大規模な開発、高い信頼性が求められる業務システム。 家づくりで例えると? 「免震構造・耐震設計」。絶対に壊れてはいけない建物の、強固な基礎部分です。
Go(ゴー)/ Golang(ゴーラング)|Googleが作った新時代のスピードスター
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Go(Golang)とは、高速な処理性能とシンプルな記法が特徴の、Googleが開発したプログラミング言語です。 開発の目的・特徴 Googleが「大規模なシステムを、高速かつシンプルに開発する」ために生み出した比較的新しい言語(2009年登場)です。処理速度が非常に速く、メモリの効率も良いのが特徴です。 主な用途 メルカリやDockerなどの大規模Webサービス、サーバー開発、クラウド技術、マイクロサービス、API開発。 こんな時に選ばれる アクセスが集中するWebサービス、将来的な拡張を見据えたスタートアップ開発。 家づくりで例えると? 「高速エレベーター・オートメーション」。大量の人を効率的に運ぶ、最新の高速輸送システムです。
プログラミング言語比較表
各言語の特徴を一覧で比較してみましょう。
| 言語 | 種類 | 難易度 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| HTML | マークアップ | ★☆☆☆☆ | Webページの構造 |
| CSS | スタイルシート | ★☆☆☆☆ | デザイン・装飾 |
| JavaScript | プログラミング | ★★☆☆☆ | 動的な機能・インタラクション |
| React | ライブラリ | ★★★☆☆ | 高速なWebアプリUI |
| PHP | プログラミング | ★★☆☆☆ | WordPress、Webシステム |
| Python | プログラミング | ★★☆☆☆ | AI、データ分析、Web開発 |
| Java | プログラミング | ★★★☆☆ | 大規模システム、業務アプリ |
| Go | プログラミング | ★★★☆☆ | 高速Webサービス、サーバー |
まとめ:プログラミング言語の選び方
ここまで8つの技術を紹介しましたが、「結局、自分のプロジェクトにはどれがいいの?」と迷うかもしれません。
ざっくりとした選び方の基準は以下の通りです。
目的別:おすすめプログラミング言語
- 会社のHPやブログを作りたい
→ HTML, CSS, JavaScript, PHP (WordPress) - AIを使いたい、データ分析をしたい
→ Python - 銀行のような堅実なシステムを作りたい
→ Java - アプリのようにサクサク動くサービスを作りたい
→ JavaScript, React, Go - 初心者が最初に学ぶなら
→ HTML, CSS, JavaScript(Web制作の基礎)
Web制作やシステム開発において、言語選定は建物の「基礎」にあたります。
作りたいものの規模や目的によって最適な言語は変わりますので、迷った際はぜひ専門家にご相談ください。